「生きる力」の育成

    2020年度より学習指導要領が全面実施されました。ポイントは「生きる力」の育成です。「子どもたちの65%は,今は存在しない職業に就く」「10~20年程度で半数近くの仕事が自動化する」と述べている学者もいる(文部科学省HP参照)ように,社会は著しく変化しています。このような時代だからこそ,子どもたちには「何を知っているか」ではなく「何ができるか」の真の生きる力が求められています。この生きる力を育むために,「主体的・対話的で深い学び」のある授業改善が実施されることとなりました。
    しかし,子ども一人一人はみんな個性があります。積極的に発言できる子どももいれば,大人数の前では発言する勇気が出ない子どももいます。豊かな発想や考えが披露できなかったり,友達が行うのを見たりするだけで終わってしまうのは非常にもったいないです。また,日常生活を振り返ってみると,一昔前には,すぐに観察できたメダカ,ドジョウ,ザリガニといった生き物も今では,探すのに一苦労する現状です。物も年々コンパクトでブラックボックス化され,原理やしくみが分かりにくくなってきています。 

​大学入試の特徴

  共通テストのプレテストを見ると,大きく次の3つの特徴が挙げられます。 

  Ⅰ 日常(家庭)生活を科学する。

  Ⅱ 情報を科学的に分析する。

  Ⅲ 科学的な対話をする。

    Ⅰの例としては,凸レンズを使った問題や電気でケーキを作る問題,Ⅱの例としては,ミネラルウォーターの表示から分析する問題,Ⅲについては,2020年度のセンター入試にも出題されていました。

 

対策

   上記の傾向から,次のようなステップが有効であると考えます。

    ①自分で考えてみる。
    ②友達と議論し合う。
    ③やってみる。(試してみる)
    ④記録し記憶にとどめる

    このステップを何度も行い,子どもたちの経験値を上げることで,思考力・表現力が向上すると考えます。小学校の理科は,物理・化学・生物・地学のすべての範囲を扱っています。直接,目で見て,手に触れながら自然に対する興味・関心を高め,探究する心を育てることが大切です。中学校・高校で学習する理科の内容は,小学校で学んだことがらせん的に行われているものです。水を入れたお椀に,はしを入れると曲がって見える現象や,虫めがねを使うと,物が大きく見えたり,逆さまに見えたりする現象は,小学生でも生活経験から学んでいます。これらの内容が,高校入試や大学のセンター入試の一部に出題されています。小学生でも十分に解くことができる問題です。身近な自然や日常生活から課題を見出し,自分の目で見て(観察),自分の手で確かめ(実験),友達と話し合いながら経験値を上げていくことが大切だと思います。
    「なぜ,空が青いのか?夕方や朝はなぜ赤いのか?」など,自然を見たときに「不思議だ。なぜだろう?」と多くを感じ取る小学生に理科の経験値を高めることが,将来,じっくり考え,行動して確かめる人間へと育つのではと考えています。   

【電気パンの実験】

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